キーボードに牛乳、コーヒー、あるいはラーメンをぶちまけた時の対処法

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皆さんはキーボードにラーメンをぶちまけたことはありますか? 私はあります! https://twitter.com/j_ktwr/status/1663544330118893570?s=20   私が使っているキーボードは昨年購入したばかりのREALFORCE R3という機種。

かけてしまったときはマジで焦りました。 前に読んだ記事で液体をかけた時の清掃方法はある程度知っていたため、一度冷静になり、まずはぶちまけたラーメンを皿に戻し美味しくいただきました。 もしあなたがキーボードに液体をかけてしまったとき、それが数千円のものだった場合は買い替えたほうが良いと思います。 清掃作業は初めて行う場合は3時間程度かかり割に合いませんし、これから紹介する作業はキートップがいわゆるチロルチョコのような形状をしているものにしか適用できないため、安価なキーボードの場合は行えない可能性があります。 キーボードに触れる機会が多い方はぜひ、良いキーボードを買うのをおすすめします。  

キーボード洗浄工程

というわけで、私がどのようにラーメンをぶちまけたキーボードを修復したのかを紹介します。

キートップを外す

まず、キーボードの写真を撮影しておきましょう。 どのキーがどこにあったのかわからなくなって戻すのが大変になるためです。 外す作業は本来であればこちらのようなキートップを外す専用の工具を使用するのが楽なのですが、私はまだ持っていませんでした。

そこで、Galaxyシリーズを買ったときに付属してきたイヤホンで代用しました。 キートップを外すにはキーの両側から細いものを入れ引っ張る必要があるのですが、このイヤホンは途中で二股に分岐しているお陰でちょうどその役割をもたせられます。 見た目はシュールですがイヤホンなら誰でも持っているし、これを思いついたときは我ながら天才だと思いました。 キーを外すときの注意点としては、力がかなり必要なので吹っ飛んでどこかに行かないようにする必要があります。 1つ紛失して部屋の中をしばらく捜索する羽目になりました。片手で覆いましょう。 イヤホンでなんとかなったとはいえ、結構大変だったので今後同じような事態になったときのためにキートップは購入しました。 ホコリ掃除にも使えますしね。  

外したキートップの洗浄を行う

無事に全てのキートップを外せました。 洗浄中のキー紛失防止のため、洗濯ネットに入れ、お湯と食器用洗剤で洗浄していきます。 油汚れはなかなか取れなく、しばらくお湯に漬けた後同じ工程を2回繰り返すことで入念に洗浄しました。 キー同士触れることで傷がついてしまうのではないか心配でしたが、特に問題ありませんでした。   洗浄についてはこちらの記事を参考にしました。 メカニカルキーボードの洗い方解説します! – PC交通社  

フレーム側の清掃を行う

フレーム側の油汚れにはアルコールティッシュを使用しました。 隙間の狭いところはバターナイフを使い、ティッシュを押し付けるようにしてこすることで対処しました。 そのままではアルコールティッシュのホコリが残ってしまったため、持っていたキーボード掃除用のスライムを使いました。  

見違えるようにきれいに! あとは撮影しておいた写真を手がかりに全てのキーをはめていくだけです。 https://twitter.com/j_ktwr/status/1663585220355047425?s=20    

静電容量式のキーボードが認識しない場合

無事直せたと思ったのもつかの間、矢印キーの右だけなぜか入力できなくなってしまいました。 REALFORCE R3は静電容量式という特殊な機構で、静電気の性質を使ってキーの押下を認識する仕組みとなっています。 中に水分が入り込んで、静電気が認識できなくなっているのではないかと予想し隙間からエアダスターを吹き付けて水分を飛ばしてみました。 結果、無事認識するようになりました! 分解が必要かどうか検討しましたが、こちらの記事のように保証シールを剥がしてしまうと保証が受けられなくなってしまうため、剥がさずになんとかしてみました。 » お茶をこぼしたのでREALFORCE R3を分解してみる – kk_AtakaのScrapbox まだ発売から1年ちょいなのに既に水をこぼした先人がいるの面白すぎるし、分解して治しているギークがいるのさすがREALFORCE。

おわりに

https://akechip.hateblo.jp/entry/repair-realforce ちなみにこちらのページによると水没で修理した場合の修理費用は片道送料別6600円とのこと。 機種や時期、症状によっても金額は変わるでしょうが、本体価格を加味するとかなり破格な修理費用に見えます。 自分で修理している最中に誤って別の箇所を破損させてしまったり、保証シールを剥がしてしまった場合のことを考えるとそのまま修理に出してしまうという選択肢も考えたほうが良さそうです。 修理費をかけたくない方は、ぜひ私のやった方法で洗浄、修復をやってみてください!

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